Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
発生プログラムと物質代謝は密接に関連しており,これらが協調的に制御されることは,植物が生存していく上で重要である。特に,栄養成長相から生殖成長相への転換(花成)といった発生プログラムの変化においては,各器官において大規模な細胞内代謝変化を伴うことが知られており,農作物の収量や品質にも大きな影響を与える。しかし,こうした発生プログラムと代謝変動の協調的制御がどのような分子機構で行われているかはあまり分かっていない。本研究では,モデル植物シロイヌナズナを主たる材料に,この謎の解明に取組む。