Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
本研究では、軟化現象への寄与が大きいと予想される細胞壁多糖類について、①収穫後青果物における細胞壁多糖類における個性の把握、②ポストハーベスト処理に対する細胞壁領域における応答の解明、③細胞壁ネットワーク構成が酵素反応性に及ぼす影響の解明を試みる。①では細胞壁の化学構造の詳細な解析とともに、原子間力顕微鏡を用いたナノインデンテーションによる物性評価を行い、個体ごとの変動について解析を行う。②ではこれらの特徴について温湯処理などのポストハーベスト操作による変化を明らかとしていく。③では細胞壁多糖類における化学的特徴の違いが酵素による作用の受けやすさに影響を及ぼし得るか明らかとする。