Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
獣医療の進歩により、人と同様に犬の高齢化が進み、悪性腫瘍が死亡原因の第 1 位となっている。 特に犬の膀胱癌は、テリア系犬種など、国内で飼育頭数の多い小型系犬種で好発し、発生数が多い。犬膀胱癌は転移能が高いため、手術による切除を行っても肺やリンパ節への遠隔転移が必発するが、未だ効果的な全身療法が無く、発症後 1-2 年以内に多くの症例が亡くなってしてしまう。そこで本研究では、犬膀胱癌に対する新たな全身療法として、がん免疫療法の開発を目指して、犬の膀胱癌に対するIDO阻害薬・PD-1/PD-L1阻害薬の併用療法の検証を行う。