Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
脈波伝播時間は心臓から吐出される血液が血管を進む速度と定義され、血管壁の弾性を表す指標として老化研究や医薬品の研究などに活用されている。一方、小型で動きの制御が難しい実験動物における脈波伝播時間の解析では、技術的な限界のため、麻酔の影響、動物への侵襲性、あるいは記録可能時間の制限などの課題が存在し、研究進展を妨げる障壁となっている。そこで本研究では、申請者が研究を進めてきた小型実験動物用ウエアラブルデバイス技術を応用し、小型実験動物用の新規な脈波伝播時間の解析技術を開発する。