Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
本研究ではアーキアべん毛を対象にして、in vitroでの1分子計測系を自主開発すると伴に、アーキアべん毛の回転運動における化学・力学共役関係を素過程レベルで解明することを目指す。具体的には、アーキアべん毛の運動を1分子単位の高い空間・時間分解能 (ナノメートル/ ミリ秒)で解析できる技術基盤を確立し、更には、in vitroならではの化学的な摂動を与えることで、その力学的な応答の1分子解析から、ATP加水分解の各反応素過程 (ATPの結合、分解、生成物の解離)と回転運動の共役スキームを完成させる。