Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
本研究では、ホヤ幼生尾部に存在する双極型感覚神経細胞(BTNs)について、双極に伸びた軸索の形成に必要な転写因子を同定する。さらに、これらの転写因子の下流で働く遺伝子群を明らかにすることにより、BTNsが運命決定から軸索を形成し、ターゲットとなる細胞に対して神経終末を形成するまでの一連の分化過程の全貌を解明するための基盤を確立する。具体的には以下の3つの研究を行う。①scRNAseq解析によるBTNsの分化過程において発現する転写因子・シグナル分子の同定、②BTNsの分化過程において発現する転写因子・シグナル分子の機能解析、③BTNsの双極形態を作り出す転写因子の下流で働く遺伝子群の同定。