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触覚嗜好性に関わる神経回路基盤の解明

Research Project

Project/Area Number 23K14306
Research Category

Grant-in-Aid for Early-Career Scientists

Allocation TypeMulti-year Fund
Review Section Basic Section 46030:Function of nervous system-related
Research InstitutionFujita Health University

Principal Investigator

堀尾 佳世  藤田医科大学, 医学部, 助教 (00747876)

Project Period (FY) 2023-04-01 – 2026-03-31
Project Status Granted (Fiscal Year 2023)
Budget Amount *help
¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2025: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2023: ¥2,340,000 (Direct Cost: ¥1,800,000、Indirect Cost: ¥540,000)
Keywords触覚嗜好性 / 外側結合腕傍核 / X線光遺伝学 / ASD
Outline of Research at the Start

ヒトと同様マウスにおいても生得的な触覚嗜好性があると考えられるが、触覚情報を触覚嗜好性へつなげる神経回路基盤は解明されていない。本研究予備実験で、外側結合腕傍核に触覚嗜好性の責任ニューロンが存在するとことが明らかとなった。そこで本研究ではトランスジェニックマウスを用いて触覚嗜好性表現部位の同定を行い、加えて薬理遺伝学・X線光遺伝学を用いた同部位の機能解析を行うことで、外側結合腕傍核のニューロン活動と触覚に基づく嗜好性との因果関係を明らかにする。また自閉症スペクトラム症のモデルマウスを用いて、触覚知覚異常が触覚嗜好性にもたらす影響を検討する。

Outline of Annual Research Achievements

ヒトと同様にマウスにも生得的な触覚嗜好性があると考えられるが、触覚嗜好性は皮膚に存在する機械受容器であるメルケル細胞を介した神経ネットワークが関与していることが分かっているのみで、触覚情報を触覚嗜好性へつなげる神経回路基盤は解明されていない。
オスマウスを用いた本研究予備実験で、マウスに様々な粗さの紙やすりを床素材として提示し嗜好性試験を行ったところ、特定の粗さの紙やすり(P1000)を好み、さらにそこでの滞在により外側結合腕傍核のニューロンが活性化されることが明らかとなった。
本年度は床テクスチャ嗜好性に関わる神経経路を同定するために、まず初めにトランスジェニックマウスであるオスのTRAP2マウスの外側結合腕傍核に抑制性のDREADD(Designer Receptors Exclusively Activated by Designer Drugs)を注入し、外側結合腕傍核ニューロンの抑制を行った。またオスのMrgprb4-cre;LSL-DTAマウスを用い、触覚C線維を形成するMrgprb4+ニューロンの関与の検討を行った。いずれも野生型で見られたP1000に対する床テクスチャ嗜好性が再現せず、期待していた結果が得られなかった。
そこで対象をメスマウスに切り替え、実験の再構築を行った。メスマウスは滑らかなアクリル床よりもP1000、P2000、P3000の粗さの床テクスチャを好んだが、P40、P400、P5000は好まなかった。さらにMrgprb4-cre;LSL-DTAマウスを用いた実験ではMrgprb4+ニューロンが無くても床テクスチャに対する嗜好性は保持された。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

オスのトランスジェニックマウスを用いた実験で床テクスチャに対する嗜好性の再現が取れず、メスマウスでの再構築を行ったため、やや遅れていると評価した。

Strategy for Future Research Activity

次年度はメスマウスにおける床テクスチャ嗜好性関連ニューロンの探索として、本年度完了できなかったP1000滞在時のcFosの発現解析に加え、メルケル細胞に存在するPiezo2遺伝子の欠損マウスおよびS1を局所破壊したマウスを作製し、床テクスチャ嗜好性におけるAβ感覚神経→S1経路の役割を検討していく。

Report

(1 results)
  • 2023 Research-status Report

URL: 

Published: 2023-04-13   Modified: 2024-12-25  

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