Understanding the immune landscape and developing predictive biomarkers for HNSCC treated with ICIs
Project/Area Number |
23K14654
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 50020:Tumor diagnostics and therapeutics-related
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Research Institution | Japanese Foundation for Cancer Research |
Principal Investigator |
在原 洋平 公益財団法人がん研究会, 有明病院 先端医療開発科, 副医長 (30749586)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,810,000 (Direct Cost: ¥3,700,000、Indirect Cost: ¥1,110,000)
Fiscal Year 2025: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
Fiscal Year 2023: ¥2,470,000 (Direct Cost: ¥1,900,000、Indirect Cost: ¥570,000)
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Keywords | 頭頸部扁平上皮癌 / 免疫チェックポイント阻害剤 / がん免疫 / Head and Neck Cancer / ICI / BH3 profiling |
Outline of Research at the Start |
ICIはさまざまながん種において実臨床に応用され、劇 的な効果を挙げている。HNSCCにおいても、抗PD-1抗体が切除不能・進 行HNSCCの予後の改善に寄与しつつあるが、その恩恵を受けられる症例は一部に過ぎず、効果予測バイオマーカーは未だ解明されていない。本研究は、BH3 profilingを含む複数の手法を用いてHNSCCにおけるICI治療前後の腫瘍浸潤リンパ球と末梢血リンパ球を機能的に解析する。上述の研究により、HNSCCに対するICIの有用性・安全性を予測しうる有用なバイオマ ーカーの候補を探索し、新規治療戦略を開発することを目的としている。
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Outline of Annual Research Achievements |
免疫チェックポイント阻害剤(ICI) はさまざまながん種において実臨床に応用され、劇的な効果を挙げている。頭頸部扁平上皮癌(HNSCC)においても、抗PD-1抗体であるNivolumabおよびPembrolizumabが本邦において保険承認され、切除不能・進行HNSCCの予後の改善に寄与しつつある。ICIは細胞障害性T細胞の活性化を促すことで抗腫瘍効果を発揮するが、非特異的なT細胞の活性は正常組織にダメージを与えるために深刻な免疫関連有害事象(irAE)の管理も必須である。ICIの効果を増幅する併用療法は何か、またはどのような症例には用いるべきでないかを治療前に推定することは喫緊の課題である。
2023年度には、頭頸部扁平上皮癌に対し、免疫チェックポイント阻害剤であるNivolumabを用いた加療を行なった症例を集積し、治療成績および予後不良因子に関して検討し、論文発表した(Arihara et al. Acta Otolaryngol. 2023 Aug 3:1-7. )。結果としては、低栄養や慢性炎症が予後不良因子となりうることを報告した。低栄養と炎症に着目した新規バイオマーカーの同定を目指した今後の研究の焦点となることが示唆された。
Arihara Y, Takada K, Murase K, Kawamura K, Kakiuchi A, Kurose M, Sasaki T, Ogi K, Yamazaki M, Miyazaki A, Kato J, Takano K. Inflammation and malnutrition as markers of poor outcomes in head and neck cancer patients treated with nivolumab. Acta Otolaryngol. 2023. doi.org/10.1080/00016489.2023.2240372
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2023年度には、頭頸部扁平上皮癌に対する免疫チェックポイント阻害剤を用いた加療を行なった症例を集積し、治療成績および予後不良因子に関して検討し、論文発表した(Arihara et al. Acta Otolaryngol. 2023 Aug 3:1-7. )。
2024年4月時点において、研究参加に同意いただいたHNSCC症例7例から、ICI導入前後の末梢血および、組織生検可能な症例は治療前後の腫瘍生検組織を集積した。そのうち、著明な抗腫瘍効果が得られた症例1例に対して、フローサイトメトリー、および、シングルセルRNAシークエンス解析を実施済みである。
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Strategy for Future Research Activity |
現在、上記のデータ解析を詳細検討中である。HNSCCにおけるICI治療前後の腫瘍浸潤リンパ球(TIL)と末梢血リンパ球を機能的に解析することにより、ICIの有用性・安全性 を予測しうる有用なバイオマーカーの候補の探索に繋げる。
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Report
(1 results)
Research Products
(1 results)