• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to previous page

パーキンソン病における神経活動抑制療法の有効性

Research Project

Project/Area Number 23K14692
Research Category

Grant-in-Aid for Early-Career Scientists

Allocation TypeMulti-year Fund
Review Section Basic Section 51030:Pathophysiologic neuroscience-related
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

上田 潤  京都大学, 医学研究科, 特定助教 (40762539)

Project Period (FY) 2023-04-01 – 2024-03-31
Project Status Completed (Fiscal Year 2023)
Budget Amount *help
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2024: ¥2,340,000 (Direct Cost: ¥1,800,000、Indirect Cost: ¥540,000)
Fiscal Year 2023: ¥2,340,000 (Direct Cost: ¥1,800,000、Indirect Cost: ¥540,000)
Keywordsパーキンソン病 / ペランパネル / 神経活動 / アルファシヌクレイン / 伝播
Outline of Research at the Start

パーキンソン病の病態進展には、神経細胞間のアルファシヌクレイン伝播が関与することが示唆されている。申請者は、基礎研究レベルでペランパネルにより神経活動を抑制することで一次ニューロンへのアルファシヌクレイン伝播が阻害できることを見出した。しかし、神経活動をターゲットとする治療法が、パーキンソン病の神経症状や二次ニューロンへのアルファシヌクレイン伝播に対して有効であるかどうかは現時点では明らかとなっていない。本研究の目的はパーキンソン病のアルファシヌクレイン伝播と神経症状に対する神経活動抑制療法の効果を検証することである。

Outline of Annual Research Achievements

本研究の目的は、パーキンソン病における神経症状と二次ニューロンへのアルファシヌクレイン凝集体伝播に対する神経活動をターゲットとする治療法の有効性を明らかにすることである。
2023年度は、まず二次ニューロンへのアルファシヌクレイン凝集体伝播を評価するための方法を検討した。具体的には、アルファシヌクレインノックアウトマウスに対してアルファシヌクレインフィブリルを接種し、接種から1-4週間後にウエスタンブロット法でアルファシヌクレインフィブリルの定量を行うことで、接種から1週間後にはアルファシヌクレインフィブリルがほぼ消失していることを見出した。この実験結果から、アルファシヌクレインフィブリルを接種してから1週間後以降にペランパネルの投与を開始することで、二次ニューロンへのアルファシヌクレイン凝集体伝播に対するペランパネルの効果を検証できることがわかった。次に、アルファシヌクレインフィブリルを接種したパーキンソン病モデルマウスに対して2ヶ月間ペランパネルを用いた神経活動抑制療法を実施し、病理学的評価を行なったところ、パーキンソン病モデルマウスの神経細胞間のアルファシヌクレイン伝播がペランパネルを用いた神経活動抑制療法により抑制されることを見出した。
今後、神経活動抑制療法をさらに長期間(8-10ヶ月)実施した場合のパーキンソン病モデルマウスへの効果を検証する予定であるが、海外留学を開始することに伴い、2023年9月より研究の中断を申請し、了承された。

Report

(1 results)
  • 2023 Annual Research Report

URL: 

Published: 2023-04-13   Modified: 2024-12-25  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi