Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
高齢者では、老化細胞が蓄積し、周囲の細胞に老化関連分泌因子と呼ばれる炎症性サイトカインを分泌し、慢性炎症が起こり臓器の機能低下に至ると考えられているが、老化細胞が蓄積した臓器において糖尿病の合併症が進展しやすいかは不明である。加えて、ヒト老化のモデルと言われる遺伝性早老症Werner症候群(WS)では血管、脂肪、筋肉、腎臓といった間葉系組織に老化徴候が早発するが、神経など外胚葉には異常がないといった、Segmental Agingを呈する。本研究では、高齢糖尿病患者とWS患者を対象として複数臓器から検体を得て、DNAメチル化に基づくepigenetic年齢を測定し、臨床情報との関連を解析する。