Project/Area Number |
23K14706
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 52010:General internal medicine-related
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
飯田 英和 千葉大学, 医学部附属病院, 特任講師 (80749119)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2028-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2027: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2026: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
Fiscal Year 2024: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2023: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
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Keywords | 在宅医療 / QOL / hope / 患者中心性 |
Outline of Research at the Start |
近年、在宅医療に対するニーズは増加している。しかしながら、在宅医療患者は、通院が困難なほど日常生活動作が下がり、一般的なQOL評価尺度では過小評価されること、背景疾患が多彩であること、認知症の患者が多く、QOL 評価尺度の質問を理解できなかったりすることなどから在宅医療患者のQOLの評価は一般的なQOL評価尺度では困難である。また、ケアにより改善しうる有用な既存のQOL尺度がなく、在宅患者のQOL の実態は不明である。そこで、在宅医療患者に特化したQOL 尺度の開発とその応用を行う。これにより、現在増加している在宅医療患者に対するケアのベンチマーキングとケアの質の向上に役立てる。
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Outline of Annual Research Achievements |
1.在宅患者における既存QOL(EQ-5D)評価を在宅患者273名で行った。参加者は、274名、平均年齢81.5歳、性別男性39.6%であった。EQ-5D-3Lのスコアの平均(標準偏差)は0.346(0.397)。PHQ-2のスコアでは1.98点(1.83)、Lubben-social networkスコアでは3.22点(1.99)であった。 2.患者中心性と在宅患者QOL、hopeとの関係性 ZEVIOUSのデータを用いて、患者中心性(Japanese version of Primary Care Assessment Tool)と在宅患者QOL-HCとの関係性について論文投稿を行っている。投稿論文は、BMJ supportive and palliative care、現在査読中。 3.在宅医療患者における期待余命と生活の質および健康関連ホープとの関係性:ZEVIOUS研究(共著)の論文(PLOS ONE)アクセプト Relationship of life expectancy with quality of life and health-related hope among Japanese patients receiving home medical care: The Zaitaku Evaluative Initiatives and Outcome Study Yasunaka M, Tsugihashi Y, Hayashi S, Iida H, et al. PLOS ONE, 2023 4.ZEVIOUS研究(2020年実施)の予後調査(202名) 2020年実施のZEVIOUS研究では、患者QOL、希望(健康関連希望)、患者中心性を調査しているが、その後の予後は調査されていなかったため2024年時点での生死、介護体制などを収集し縦断研究を行っている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
本研究での予定は、既存QOL尺のレビュー、候補項目のリストアップを予定していたが、既存QOL尺度による評価やZEVIOUS研究での論文投稿が先行している。現状のフィールドで可能なことを進めていることによるが、在宅患者QOLに関連する因子の分析が進んでいるので、これらをもとに、既存のQOLの項目・ドメインの整理を進めていく必要がある。
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Strategy for Future Research Activity |
既存尺度による評価からみえてきた在宅患者におけるQOL評価の限界点を踏まえつつ、項目、ドメインのリストアップの整理を行い、在宅医療に関連する人(患者、家族、医師、看護師、薬剤師、ヘルパーなど)との面談、会議を行い、構成概念、ドメイン、項目候補を検討し、試作版の作成を行う。 それ以後は当初の計画通りを進めていく予定である。
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