Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
骨粗鬆症とサルコペニア(加齢や疾患による骨格筋量・筋力の低下)両者を合併した病態オステオサルコペニアは、単一の病態よりも転倒、ADLの低下、死亡リスクを増加させることから、高齢化社会が進む中で注目を集めている。高齢者の3人に1人が罹患する慢性腎臓病(chronic kidney disease、CKD)は心血管病、サルコペニアなど全身臓器の機能低下に波及しオステオサルコペニアを招く代表的疾患であるが、病態理解・治療開発は不十分である。本研究では、疾患モデル動物とCKD・透析患者コホートの樹立と解析を通じてCKDによるオステオサルコペニアの分子病態解明と新たなバイオマーカー創出を目指す。