Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
筋萎縮性側索硬化症(ALS)は進行性の筋萎縮・筋力低下を呈する運動ニューロン疾患であり、その90~95%は孤発性であり病態の多様性が示唆されている。本研究は、ALS患者で認められるメタボローム変化を起点にし、それらを細胞・動物モデルで検証し、ヒトとモデル細胞・動物で共通する病態を解析することを目的とする。研究者は予備的検討において、ALS患者の血清を用いたメタボローム解析により見出したエンドカンナビノイドやS-アリルシステインの代謝異常について、様々な遺伝子変異を導入したモデルを用いた解析、データベースを用いたin silico解析、ALS患者のバイオサンプルを用いて多角的に解析する。