Project/Area Number |
23K14808
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 52030:Psychiatry-related
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Research Institution | Fujita Health University |
Principal Investigator |
廣瀬 真里奈 藤田医科大学, 医学部, 客員講師 (30794200)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,420,000 (Direct Cost: ¥3,400,000、Indirect Cost: ¥1,020,000)
Fiscal Year 2024: ¥260,000 (Direct Cost: ¥200,000、Indirect Cost: ¥60,000)
Fiscal Year 2023: ¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
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Keywords | 概日リズム睡眠・覚醒障害 / 睡眠・覚醒相後退障害 / 非24 時間睡眠・覚醒リズム障害 / メラトニンリズム / アクチグラフ |
Outline of Research at the Start |
この研究では、概日リズム睡眠・覚醒障害の方と健常者の方に睡眠を調べる検査やアンケートを行い、睡眠の構造の違いを比較します。また、メラトニンリズムを調べて、メラトニンのパターンにより分類を行い、特徴を見つけたいと考えています。今回の研究によって、健常者との睡眠の違いや概日リズム睡眠・覚醒障害の中でもメラトニンリズムのパターンによる違いが明らかとなれば、未解明な部分の多かった病態への理解につながり、難しかった診断が早期に正確にできるようになり、治療の開発にも用いることができる可能性があります。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、睡眠・覚醒相後退障害(Delayed Sleep-Wake Phase Disorder; DSWPD)の中でも難治性となりうるメラトニンリズム非後退型において、併存症との関連検討、縦断的な経過検討を行い、DSWPDの臨床的特徴を明らかにし、未解明な部分が多い病態を解明する。 DSWPDとは、思春期から青年期に好発し、望ましい時間に入眠や起床ができず、不登校や出勤困難など社会不適応を生じる睡眠障害であり、診断も難しく難治性となる。DSWPDはメラトニンリズムが後退していると考えられてきたが、近年メラトニンリズム非後退型の存在が指摘され始めているが、非後退型の臨床的特徴や病態は未だほとんど検討されていない。 本研究では、縦断的な経過検討を行いメラトニンリズム非後退型の臨床的特徴を明らかにする。その結果、疾患概念および診断基準の見直し、病態の解明や効果的な治療介入の開発に役立てることができ、患者のQOLを向上させることができる。 海外の既報では、DSWPDがメラトニンリズム後退型と非後退型に分けられるとの報告があるが、非後退型の特徴についてはほとんど検討されていない。一方、国内ではこの分類に関する検討そのものがされていない。本研究において、初診時のDSWPDにおいて非後退型が約40%にみられ、これは海外の既報同様の結果であることが確認できた。現在8名の縦断経過の結果をまとめ、2024年に国内の学会で発表の予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新型コロナウイルス感染症の影響もあり、疾患群と性別年齢を一致させたボランティアの募集に難渋したが、研究参加者の対応が丁寧に迅速にできるように、人員の配置などの対策を講じ、現在収集したデータを解析中である。
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Strategy for Future Research Activity |
同意を得られた際に、研究参加者の対応が丁寧に迅速にできるように、引き続き人員の配置などの対策を講じながらすすめていく。
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