Project/Area Number |
23K14901
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 52040:Radiological sciences-related
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Research Institution | Iwate Medical University |
Principal Investigator |
藤本 健太郎 岩手医科大学, 医学部, 助教 (30973143)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2025: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
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Keywords | 成人もやもや病 / SPECT / PET / 認知機能 / もやもや病 / 脳アミノ酸代謝動態 / 血行再建術 |
Outline of Research at the Start |
成人もやもや病に対する血行再建術は脳血流改善により認知機能改善が得られることが報告されている。さらに、脳血流が改善することにより、大脳皮質神経受容体の機能が改善し、認知機能改善と相関することも報告されている。しかし、大脳皮質神経受容体機能の改善のメカニズムは明らかになっていない。もし脳血流改善により新たに神経受容体が形成されるのであれば神経受容体の構成成分であるアミノ酸代謝が活発になるはずである。123I-iomazenil SPECTおよび脳アミノ酸PETを用い術前に解剖学的に減少していた神経受容体が、血流・代謝の改善により術後に新たに形成されるかを脳アミノ酸代謝動態から明らかにする。
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Outline of Annual Research Achievements |
成人もやもや病に対する血行再建術は脳血流改善により認知機能改善が得られることが報告されている。また、脳血流が改善することにより、大脳皮質神経受容体の機能が改善し、認知機能改善と相関することも報告されている。しかし、大脳皮質神経受容体機能の改善メカニズムは明らかになっていない。もやもや病に対する血行再建術により脳血流・代謝の改善により術後に神経受容体が新たに形成される可能性をアミノ酸代謝動態から明らかにするのが目的である。Single Photon Emission Computed Tomography(SPECT)による大脳皮質神経細胞のベンゾジアゼピン・レセプター結合能の評価とPositron Emission Tomography(PET)によるアミノ酸代謝動態の関係性をみることとしている。初年度はSPECTを使用した検査は数例行い、同被検者の認知機能検査も実施している。これらに関しては当施設ではこれまでの研究実績からも検査のプロトコールができているため、検査を行うことに関しては問題なく実施できた。SPECTは自施設内で検査を行えるものの、PET検査を行うには遠方の施設まで行くこととなり、被験者の同意が得られず検査はできなかった。対象となる健常者のリクルートに関しても認知機能検査、SPECT検査、PET検査を全て行う場合は拘束時間が長くなることから同意が得られず難渋した。画像解析のために購入したMac Book Proにこちらも購入したOsiriX MDをインストールを行い環境を整えることができたため、次年度以降は症例の蓄積を行っていく。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
本課題についてPET検査を行うために長時間の移動が伴い、被験者から同意が得られなかったため。
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Strategy for Future Research Activity |
被験者が長時間移動に耐えれる移動方法の検討を行う必要がある。移動の制約のない症例の選択も必要と考える。また、コントロール群となる健常者のデータに関しては積極的にリクルートを行い、データの収集を終えることができると考えるため、こちらに関しては推進していく。
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