Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
『STAT1の過剰なリン酸化の背景に存在する分子メカニズム』には2つの仮説が存在する:①STAT1の脱リン酸化障害によりSTAT1のリン酸化が亢進する、②STAT1の脱リン酸化は正常だが、STAT1タンパクの発現量が増加しており、二次的にSTAT1リン酸化が亢進する。本研究では、実験的検証により2つの仮説を検証し一定の結論を見いだす。具体的には、脱リン酸化酵素によるSTAT1脱リン酸化の検証、STAT1二量体形成能の評価、STAT1タンパク安定性の検討、Phos-tag技術を用いたリン酸化STAT1と非リン酸化STAT1との比率の解析などを介して、2つの仮説を検証する。