重症新生児単純ヘルペスウイルス感染症の遺伝的素因探索と病態解析モデルの確立
Project/Area Number |
23K14953
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 52050:Embryonic medicine and pediatrics-related
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
園田 素史 九州大学, 医学研究院, 助教 (00748006)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
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Keywords | 新生児単純ヘルペスウィルス感染症 / 血球貪食性リンパ組織球症 |
Outline of Research at the Start |
新生児単純ヘルペスウィルス(HSV)感染症は主に産道感染によって発症する周産期感染症であり、3つの病型(表在型/中枢神経型/全身型)に分類される。特に全身型の一部では致死的なHSV関連血球貪食性リンパ組織球症に進展する。しかし重症化の機序は不明であり、有効な治療法の情報も限られている。昨今のCOVID-19のパンデミックで人種の違いや遺伝子変化が重症化に関わることが明らかとなり、重症ウイルス感染症に対する遺伝的背景の重要性が再認識されている。 本研究では重症新生児HSV感染症症例に対し全エクソーム解析を行い、その遺伝学的素因を検索する。次にiPS細胞を用いて、疾患モデルの構築と病態解析を行う。
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Outline of Annual Research Achievements |
新生児単純ヘルペスウィルス(HSV)感染症は主に産道感染によって発症する周産期感染症の一つである。3つの病型(表在型/中枢神経型/全身型)に分類され、特に全身型の一部では致死的なHSV関連血球貪食性リンパ組織球症(HSV-HLH)に進展する。しかし新生児HSV-HLHのリスク因子や重症化の機序は不明であり、有効な治療法の情報も限られている。我々は疫学調査を行いこの結果から、特に重症例(中枢神経型/全身型)において、病型毎に異なる死亡率や神経学的後遺症を認め、予後に関わる臓器特異的な免疫応答の違いがあることに注目した。本研究の目的は重症新生児HSV感染症の新たな疾患概念と病態を明らかにし、臓器特異的な治療指針の確立に寄与することである。 研究は2つのステージで構成され、①全国疫学調査により把握された重症新生児HSV感染症症例に対し全エクソーム解析を行い、その遺伝学的素因を検索する。次に②各患者由来疾患iPS細胞を用いて、脳オルガノイドや単球/マクロファージを分化誘導し、疾患モデルの構築と、それぞれの病態解析を行う。本年の研究では①の段階の研究として全エクソーム解析を行い遺伝的素因を検索している。研究の進捗状況としては、候補の遺伝子の絞り込みに難渋しており、ゲノム情報からの病的意義についての検討をさまざまな解析ソフトを用いて検討している。これらの候補の絞り込みにより、特に対象にすべき患者(その患者由来の疾患モデル)の決定のために研究を継続している。今後は抽出した遺伝的素因を検討し、②の疾患モデルでの評価を行う予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
全エクソーム解析を継続しているが、候補の遺伝子の絞り込みに難渋しており、ゲノム情報からの病的意義についての検討をさまざまな解析ソフトを用いて検討している。これらの候補の絞り込みにより、特に対象にすべき患者(その患者由来の疾患モデル)の決定のために研究を継続している。
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Strategy for Future Research Activity |
全エクソーム解析をはじめとしたゲノム情報からの絞り込みの方法を継続することと、疾患モデルを作成したところから、重症化に関わる因子(特に蛋白発現やそれらの蛋白の発現に影響を与える遺伝子、mRNAなど)を検索する方法を併用し、より病態に関わる因子を抽出する。
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Report
(1 results)
Research Products
(11 results)
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[Presentation] Future perspectives of newborn screening: experience from cord blood transplantation for the infants with athymic CHARGE syndrome at Kyushu University Hospital in Japan2023
Author(s)
Sonoda M, Ishimura M, Inoue H, Eguchi K, Ochiai M, Sakai Y, Doi T, Suzuki K, Inoue T, Mizukami T, Takada H, Nakamura K, Ohga S
Organizer
The 18th Congress of ASPR
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Author(s)
Sonoda M, Ishimura M, Inoue H, Eguchi K, Ochiai M, Sakai Y, Doi T, Suzuki K, Inoue T, Mizukami T, Takada H, Ohga S
Organizer
Human Genetics Asia 2023
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[Presentation] Reversing B cell mosaicism in a NEMO-deficient male with incontinentia pigmenti and anhidrotic ectodermal dysplasia with immunodeficiency2023
Author(s)
Sonoda M, Ishimura M, Ogata R, Matsuoka W, Yamashita F, Eguchi K, Shiraishi A, Lenhartova N, Tanaka T, Oda H, Ohara O, Ohga S
Organizer
The 6th Annual Scientific Meeting of the JSIAD 2023
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