Project/Area Number |
23K14954
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 52050:Embryonic medicine and pediatrics-related
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Research Institution | Kumamoto University |
Principal Investigator |
澤田 貴彰 熊本大学, 病院, 特任講師 (40839065)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
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Keywords | ポンペ病 / 新生児スクリーニング / 乳児型ポンペ病 / 乾燥ろ紙血 / 定量PCR |
Outline of Research at the Start |
乳児型ポンペ病は、1日でも早い治療開始が求められる先天代謝異常症である。早期診断を目的に、乾燥ろ紙血(DBS)を用いた酵素活性測定法による新生児スクリーニングが行われている。しかし、乳児型ポンぺ病発症に関わらない特定の遺伝子variantの存在が偽陽性率を高め、早期診断の妨げとなっている。 本研究では、定量PCRでそれらの特定の遺伝子variantを検出する乳児型ポンペ病のリスク評価システムを構築し、スクリーニング陽性者の中から乳児型ポンペ病の高リスク者を絞り込みむことで、さらなる早期診断を目的とする。
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Outline of Annual Research Achievements |
乳児型ポンペ病は、1日でも早い治療開始が求められる先天代謝異常症である。早期診断を目的 に、乾燥ろ紙血(DBS)を用いた酵素活性測定法による新生児スクリーニングが、欧米を中心に行わ れている。わが国においても、一部の地域で行われているが、乳児型ポンぺ病発症に関わらない特定の遺伝子variantの存在が偽陽性率を高め、早期診断の妨げとなっている。わが国では2種類の偽欠損に関わる遺伝子variantが報告されているが、われわれが先行して行なった新生児スクリーニングでは加えて2種類の偽欠損に関わる可能性のあるvariantが検出されており、合わせて4種類のvariantが原因と考えられる。 本研究では、スクリーニング検査に用いた検体を用いて、それらの特定の遺伝子variantを検出することで、スクリーニング陽性者における乳児型ポンペ病のリスク評価システムを構築することを目的とする。そのために、DBSを用いた定量PCR法とデジタルPCR法による2種類の検出系を開発する。 2023年度には定量PCR法による検出系の構築を行なった。具体的には目標とする4種類の特定の遺伝子variantに対するプライマーとプローブの設計を行なった。この検出系を用いてすでに遺伝子解析結果が判明している保存DBS検体を測定したところ、正確に遺伝子variantの有無を検出できることを確認した。 2024年度の予定は今回構築した測定系を用いた、4種類の遺伝子variantの同時検出が可能かを実際のDBS検体を用いて確認することである。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究計画通り、2023年度においては定量PCRによる検出系の構築を行なった。
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Strategy for Future Research Activity |
2023年度に4種類の遺伝子variantに対する定量PCRによる検出系を構築したが、それぞれの遺伝子variantを検出するためには4回の定量PCRを行うことを要する。実際の新生児スクリーニングに導入するためには、これら4種類の遺伝子variantを同時に測定する系が必要であり、2024年度にはこの同時測定系を構築する予定である。
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