Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
ロタウイルスの弱毒生ワクチンが開発され安全性と高い有効性が証明されたことから、定期接種化された。一方で、初回接種対象年齢が生後6週から24週までと限定されているため、接種時期を逃すとそれ以降は接種不可となる。弱毒生ワクチン接種児便中にはワクチン株ウイルスが排泄され周囲の感受性者に感染することが明らかになっている。このため、ハイリスクの新生児集中治療室(NICU/GCU)の未熟児が、ワクチン株の院内感染の懸念から入院中に接種機会を逃してしまうことが大きな課題となっている。本研究では、そのようなハイリスク児が接種機会を失わないようにするためNICU/GCU内でのRVワクチン接種の安全性を検証する。