Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
様々な要因から肝組織に急性炎症が惹起され、さらに持続的に慢性炎症に曝されると、肝組織の修復・適応機構が崩壊する。その結果、肝組織は正常に再構築されなくなり、肝線維化病態へと進行する。腸肝循環の破綻により、肝組織に腸管から炎症反応の原因となるDumpやPumpが持続的に流れこむことが原因の一つである。腸管上皮細胞内のSema6aの発現増加がタイトジャンクション機能を亢進させ肝保護作用に働くことから、非アルコール性脂肪性肝疾患/脂肪性肝炎(NAFLD/NASH)の病態予防及び治療標的になり得ることを本研究で検討する。