Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
悪性胸膜中皮腫は、アスベストによる代表的な健康被害として、国際的にも大きな社会問題として注目される予後不良の悪性腫瘍である。また、早期発見が困難で、かつ有効な治療法が確立されておらず、Mesothelinを含む既存のバイオマーカーの有用性は限定的であることから、新規マーカーの開発が喫緊の課題である。申請者らは、末梢血由来エクソソームの最新プロテオミクスを駆使することで、早期診断・治療効果予測・予後予測に寄与する悪性胸膜中皮腫の新規バイオマーカーの開発に挑戦する。