Project/Area Number |
23K15197
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 53030:Respiratory medicine-related
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Research Institution | Jikei University School of Medicine |
Principal Investigator |
竹越 大輔 東京慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (80868084)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
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Keywords | 細胞老化 / 肺線維症 / senotherapy / 老化 |
Outline of Research at the Start |
肺の線維化が進む難病である特発性肺線維症の治療法は限られている。肺線維症では細胞老化が関与しており、新治療のターゲットなりうる。治療法開発のため、まずは肺繊維化マウスモデルでどのような細胞が細胞老化を起こしているのかを、老化細胞を可視化できるように遺伝子改変をしたマウスを用いて同定する。次に、高効率に老化細胞を除去できる遺伝子改変マウスを用いて老化細胞の除去による効果を評価する。遺伝子改変マウスでの老化細胞の除去は効率が高いため、これを理想状態として、種々の老化治療候補の効果を肺線維化マウスモデルで検討する。また、同定した細胞種の培養細胞を用いた研究で肺線維化メカニズムの解析も行う。
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Outline of Annual Research Achievements |
肺線維症では、正常肺組織が失われ線維組織に置換されることで呼吸機能の低下をきたす。その発症メカニズムに、老化細胞が関与していることが近年広く知られるようになった。老化細胞は、自身増殖をやめ、正常機能を果たさなくなるのみならず、さまざまなサイトカインを放出することで、周囲正常組織の病的変化を惹起する。この研究では、肺線維症マウスモデルを用いて、有害な老化細胞の主たる局在を調べるとともに、それを除去する薬剤を同定するためのプラットホームを確立することを目標としている。昨年度は生体内で老化細胞に蛍光を発現させて同定できるマウスを用い、マウス肺線維症モデル(ブレオマイシンモデル)にて、上皮系細胞の老化が強くみられる傾向があることを明らかにした。次いで、抗細胞老化作用がある、もしくは老化細胞を除去できる薬剤をもちいることで、肺線維症が軽快するかどうかを同モデルで検討したが、抗老化作用と肺線維化との間にきれいな相関を示すことはできなかったため、モデルの条件検討を行っているところである。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
実験に供与した遺伝子改変マウスにヘテロ個体が混在していたことが明らかとなり、結果の解釈が困難となってしまった。Genotypingをやり直して、実験系を再構築する必要がでてきたため。
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Strategy for Future Research Activity |
遺伝子改変マウスのGenotypingと実験系の再構築。既報の再現ができていないところがあるため、実験条件のrefinement。
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