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Analysis of Pathology of AXL-MBIP Fusion Gene in Non-Small Cell Lung Cancer and Search for Therapeutic Targets

Research Project

Project/Area Number 23K15212
Research Category

Grant-in-Aid for Early-Career Scientists

Allocation TypeMulti-year Fund
Review Section Basic Section 53030:Respiratory medicine-related
Research InstitutionNagasaki University

Principal Investigator

竹本 真之輔  長崎大学, 病院(医学系), 講師 (10865653)

Project Period (FY) 2023-04-01 – 2026-03-31
Project Status Granted (Fiscal Year 2023)
Budget Amount *help
¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2025: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2023: ¥2,600,000 (Direct Cost: ¥2,000,000、Indirect Cost: ¥600,000)
KeywordsAXL-MBIP / AXL / MBIP / 肺癌 / 非小細胞肺癌 / AXL-MBIP融合遺伝子
Outline of Research at the Start

進行非小細胞肺癌の多くの遺伝子異常は臨床的意義が少ないが今後の非小細胞肺癌治療の標的となり得る可能性を秘めている。今回、我々はAXL-MBIP融合遺伝子を有する進行非小細胞肺癌の症例を経験した。次世代シークエンサーであるオンコマインDx Target TestでAXL-MBIP融合遺伝子が検出されたが、当院で過去に同検査が行われた61症例の調査では検出できておらず稀な遺伝子異常と考えられる。既報に同遺伝子に関しては研究がほとんど進んでいない状況である。AXL-MBIP融合遺伝子も同様に治療標的になり得ると考えられ、病的意義の解析と治療標的の検索を行うことで創薬につながる可能性を秘めている。

Outline of Annual Research Achievements

近年、がんゲノム医療が推奨され実地臨床では腫瘍検体のクリニカルシークエンスによって多くの遺伝子異常の情報が臨床医にも知らされるようになった。今回、我々はAXL-MBIP融合遺伝子を有する進行非小細胞肺癌の症例を経験した。次世代シークエンサーであるオンコマインDx Target TestでAXL-MBIP融合遺伝子が検出されたが、当院で過去に同検査が行われた61症例の調査では検出できておらず稀な遺伝子異常と考えられる。既報に同遺伝子に関しては研究がほとんど進んでいない状況である。最近、AXL-MBIP同様に頻度が稀でその機能が不明であったCLIP1-LTK融合遺伝子を有する非小細胞肺癌症例をクリニカルシークエンスで発見し、その病的意義の解析と治療標的の検索を行い分子標的薬(Lorlatinib)が著効することがヒトで証明された(図1, Nature. 2021 7888:319-323)。AXL-MBIP融合遺伝子も同様に治療標的になり得ると考えられ、本研究で病的意義の解析と治療標的の検索を行うことで創薬につながる可能性を秘めている。2023年4月から研究を開始した。AXL-MBIP融合遺伝子を有する肺癌症例の腫瘍組織からDNAを抽出した。しかし、核酸の量が少なく、AXL-MBIP融合遺伝子の配列やブレークポイントは不明であった。そこで、既報にあったAXL-MBIP融合遺伝子の配列をもとにその配列を再現する方針とした。AXL、MBIP、AXL-MBIPのオリゴを作成しマウス胎児線維芽細胞株にそれぞれの遺伝子組織をトランスフェクションすることとした。NIH/3T3(マウス胎児線維芽細胞株)にレポーターコントロール2種類、3種類のAXLオリゴを導入しその発現を確認した。
今後はMBIP、AXL-MBIPそれぞれでトランスフェクションを行いがん化するかを確認していく予定である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

当初は患者腫瘍組織由来の核酸がスムースに入手でき量が十分で配列が判明する予定であったが、上述の如く核酸量が少なく配列が不明となった。そのため、再度方針を考え直す必要があり、時間を要した。

Strategy for Future Research Activity

今後はMBIP、AXL-MBIPそれぞれでトランスフェクションを行いがん化するかを確認していく予定である。具体的には、シャーレ上での細胞分裂能やフォーカス形成、Ki-67の評価と免疫不全マウスにトランスフェクションした細胞株の腫瘍形成能力をみる。また、AXL-MBIPががん遺伝子と判明すれば、AXL阻害薬でその治療効果を検討する。次年度使用が生じた理由としては、先述のごとく当初は患者腫瘍組織由来の核酸がスムースに入手でき量が十分で配列が判明する予定であったが、核酸量が少なく配列が不明となった。そのため、再度方針を考え直す必要があり、本年度で行うでべき実験を実施できず時間を要した。マウス、AXL・MBIP用抗体、培地、シークエンスキットの購入を見送った。実施予定であったAXL-MBIP融合遺伝子陽性細胞株樹立とそのマウスモデル作成のためにマウス、AXL・MBIP用抗体、培地、シークエンスキットを購入予定である。

Report

(1 results)
  • 2023 Research-status Report

URL: 

Published: 2023-04-13   Modified: 2024-12-25  

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