Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
IFN-gシグナル異常が免疫チェックポイント阻害薬(ICI)の耐性化に関わることが報告されているが、詳細なメカニズムは未だ不明である。抗腫瘍免疫応答に重要でその障害が耐性に関わるとされるIFN-gシグナルであるが、一方でそのシグナル非依存的なICIの感受性・耐性に関わる因子が存在することが代表者らのこれまでの解析から示唆された。そこで、本研究では代表者がこれでの研究で着目したMCH class IとCD155に関して、IFN-g非依存的な発現因子をCRISPRスクリーニングで網羅的に探索することで、新たなICIの感受性・耐性因子を同定し、新規治療標的の可能性を明らかにする。