Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
スティーブンス・ジョンソン症候群(SJS)や中毒性表皮壊死症(TEN)は、広範囲のびらんを特徴とする、重篤な薬疹である。その病態には未だに不明な点も多く、診断に有効な検査法も確立していない。SJS/TENの皮疹部では、皮膚の細胞がネクロプトーシスというタイプの細胞死を起こしている。ネクロプトーシスにはインフラマゾーム経路という、炎症や細胞死を引き起こす別の経路も関与している、本研究では、SJS/TENにインフラマゾーム経路が関与しているかを解析する。SJS/TENの病態を新たに解明することで、早期診断、重症度予測のための、新規バイオマーカーの開発を目指す。