Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
成人T細胞白血病・リンパ腫 (ATLL) は、ヒトT細胞白血病ウイルスI型キャリアの一部が発症する末梢性T細胞悪性腫瘍である。ATLLにおける腫瘍細胞の遺伝子変異はT-cell receptor/nuclear factor-κB経路関連分子に集積している。特に、PRKCBおよびCARD11の変異は高頻度に検出され、同一症例に併発することが多く、腫瘍細胞の発生・進展に寄与していることが強く疑われる。そこで本研究では、PRKCBおよびCARD11の変異がタンパク質機能および臨床病態に及ぼす影響の解明を目指す。