Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
【背景】関節リウマチ(RA)は寛解と再燃を繰り返す慢性進行性の多発性関節炎で、関節リウマチ滑膜細胞(RA-FLS)の増殖と炎症が制御不能となって関節破壊が進行する。また、その病状は朝のこわばり、夜間に亢進する炎症性サイトカイン分泌を特徴とする症状の日内変動を示す。申請者はこれまで時計遺伝子とRAの疾患活動性の関連や時計遺伝子Bmal1がRA-FLSの炎症性メディエーター産生、RA患者の概日リズムに与える影響について報告してきた。【目的】RA-FLSの増殖やサイトカイン産生に中心的な役割を果たすNF-κBとBMAL1との相互作用に着目し、Bmal1がRAの治療標的となり得るか否かを検証する。