Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
早産児腹膜炎は、細菌感染による敗血症や多臓器不全を引き起こす致死率が高い疾患である。研究者らが開発した糞便懸濁液投与法を用いた早産児腹膜炎モデルマウスにおいて成獣モデルに比べてIL-12やIFN-γなどの免疫応答が上昇しないことが明らかにした。腹腔マクロファージに着目した本研究は、早産児における腹腔マクロファージの特性に関する研究が限られていることから、早産児腹膜炎での腹腔マクロファージの免疫応答について明らかにすることを目的とし、ヒト早産児腹膜炎の病態解析を行い、新たな免疫賦活療法の開発につなげ、救命率の改善に貢献することを目指している。