Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
腸内細菌によって大腸内で産生される短鎖脂肪酸 (Short chain fatty acids: SCFAs)は、結腸上皮細胞および肝へのエネルギー源、 大腸粘膜の増殖刺激作用、血流増加作用、炎症抑制効果等の効果を有することが報告されている。本研究では、SCFAsを直接経肛門的に注腸することで結腸内のSCFAs濃度を上昇させ、①大腸粘膜の増生、②肝臓へのエネルギー源としてIFALDを改善し、③SCFAsにより分泌される消化管ホルモンglucagon-like peptide-1(GLP-1)による肝臓内脂肪代謝の改善から、短腸症候群の合併用を予防する革新的治療法の開発を目指す。