Project/Area Number |
23K15456
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 55010:General surgery and pediatric surgery-related
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Research Institution | Kyoto Prefectural University of Medicine |
Principal Investigator |
森田 翠 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (20844434)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2028-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2027: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2026: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2025: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2024: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2023: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
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Keywords | 網羅的質量分析 / 5-ALA / 乳癌診断 / 5-アミノレブリン酸 / 光線力学診断 / 質量分析 / 乳癌 |
Outline of Research at the Start |
天然の内因性アミノ酸である5-アミノレブリン酸(5-ALA)は、光線力学診断(PDD)に応用し、5-ALAを用いたPDDで癌細胞を可視化する。さらに、質量分析技術を用いて網羅的に代謝物の解析をすることで、乳癌細胞内での5-ALA代謝の特徴を明らかにする。この研究によって、癌細胞の検出のみならず、細胞診断の課題であるサブタイプ分類まで行うことができ、より低侵襲な手技で、迅速かつ精度の高い乳癌診断が実現できる。このような全く新しい乳癌診断解析技術の開発を目指す。今後の乳癌診療に大きく貢献できる上、他癌腫でも応用可能であり、病理学的診断を使わない日本発の新たな診断技術の開発に繋がることが期待される。
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Outline of Annual Research Achievements |
5-ALAは、内因性のアミノ酸でミトコンドリアが機能するために重要な役割を果たし、代謝産物が蛍光を発することを応用している。5-ALA代謝ががん細胞、正常細胞で異なり、さらに生物学的性質の異なる乳癌サブタイプでも異なる可能性が示唆された。 そこで本研究では、5-ALAを用いたPDDで癌細胞を可視化する。さらに、高速液体クロマトグラフ質量分析技術を用いて網羅的に代謝物の解析をすることで、乳癌細胞内での5-ALA代謝の特徴を明らかにする。 この研究によって、癌細胞の検出のみならず、細胞診断の課題であるサブタイプ分類まで行うことができ、より低侵襲な手技で、迅速かつ精度の高い乳癌診断が実現できる。このような全く新しい乳癌診断解析技術の開発を目指す。今後の乳癌診療に大きく貢献できる上、他癌腫でも応用可能であり、病理学的診断を使わない日本発の新たな診断技術の開発に繋がることが期待される。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
乳癌組織と正常組織の比較にて、成分探索分析を行なった中間解析にて、がん組織と非癌組織の比較にて優位差を認める内因性代謝物の存在を示唆する所見を認めた。順調に結果は確認できている。
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Strategy for Future Research Activity |
今後、上述よりのデータより、主成分分析による差異解析を行い成分の詳細を探索していく 。
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