Project/Area Number |
23K15559
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 55040:Respiratory surgery-related
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Research Institution | Kagawa University |
Principal Investigator |
徳永 義昌 香川大学, 医学部附属病院, 助教 (20635825)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Discontinued (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2023: ¥2,080,000 (Direct Cost: ¥1,600,000、Indirect Cost: ¥480,000)
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Keywords | 非小細胞肺癌 / バイオマーカー / MCL-1 / 細胞増殖 / ドセタキセル / アデノウイルス随伴ウイルスベクター / MCL-1 / アデノ随伴ウイルスベクター / siRNA |
Outline of Research at the Start |
肺癌領域において分子標的治療や免疫療法に代表されるバイオマーカーに基づく治療は進歩したが、長期治療効果を得られるのは少数の患者で、これらの治療法だけで満足できるものではない。そのため新たなバイオマーカーに基づく治療開発は必須である。我々が研究してきたMCL-1(Myeloid cell leukemia-1)は様々な癌腫で発現しており、アポトーシスを阻害して腫瘍増殖および微小管阻害作用性抗癌剤耐性に関わっている。本研究は腫瘍増殖に関与するMCL-1発現を抑制することで肺癌の新たな治療戦略を構築すること、微小管阻害作用性抗癌剤耐性メカニズムを解明することを目的とする。
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Outline of Annual Research Achievements |
研究概要:近年、肺癌領域において分子標的治療や免疫療法に代表されるバイオマーカーに基づく治療の進歩によって大きなベネフィットがもたらされた。しかし長期治療効果を得られるのは少数の患者である。これまで我々が研究してきたMCL-1(Myeloid cell leukemia-1)はアポトーシスを阻害して細胞死を回避し、腫瘍増殖および微小管阻害作用性抗癌剤耐性に関わっている。遺伝子発現抑制効果を延長させるため、siRNAをアデノ随伴ウイルスベクターに組み込み、このアデノ随伴ウイルスベクターを用いてin vitroおよびin vivo実験により機能解析を行い、MCL-1を標的とした非小細胞肺癌の治療戦略の構築を目標とする。 研究実績:既に予備実験にて抗腫瘍効果を証明したsiMCL-1の結果に基づいて、アデノ随伴ウイルスベクター(AAVベクター)を作製した。まず,非小細胞肺癌株(RERF, H358)において有効性を証明したsiRNA配列のshRNAを作製し、pAAV-CMV Vector (AAVpro Helpar Free System, 6230, Takara)にクローニングした。次に目的遺伝子MCL-1をクローニングしたpAAV-CMV Vectorとキットに含まれるpRC Vector、pHelper VectorをAAVpro 293T Cell Line (632273) にトランスフェクションして3日間培養し、ウイルスのパッケージングを行った。培養後のAAVベクター産生細胞からウイルスを抽出・精製し、シーケンシングにて目標配列を確認した。さらに高力価なshRNA発現アデノ随伴ウイルスベクター (AAV-shsiMCL-1) を血清型2と血清型5 (AAV2-shsiMCL-1, AAV5-shsiMCL-1 )の2種類を作製した。
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