Project/Area Number |
23K15580
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 55050:Anesthesiology-related
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
黒田 浩佐 岡山大学, 医学部, 客員研究員 (50624409)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥3,770,000 (Direct Cost: ¥2,900,000、Indirect Cost: ¥870,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
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Keywords | 高ヒスチジン糖タンパク / HRG / 肝移植 / ELISA / バイオマーカー / 肝臓移植 |
Outline of Research at the Start |
我々は、高ヒスチジン糖タンパクHistidine-Rich Glycoprotein (HRG)に注目している。本研究では、肝臓移植手術を受ける患者を対象とし、HRG値の変動に関して追及していく。すなわち、周術期にHRG値を複数回測定することでHRG値の推移を調べ、HRGの変動を明らかにする。またその値と、肝機能の他、全身状態や術後合併症の発生などを比較検討し、周術期バイオマーカーとしてのHRGを調査する。
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Outline of Annual Research Achievements |
我々は、高ヒスチジン糖タンパクHistidine-Rich Glycoprotein (HRG)に注目している。本研究では、肝移植手術におけるHRG値の変動を追及している。すなわち、肝移植患者を対象とし、周術期にHRG値を複数回測定することでHRG値の推移を調べ、HRGの変動を明らかにすることが主目的である。またその値と、肝機能の他、全身状態や術後合併症の発生などを比較検討し、周術期バイオマーカーとしてのHRGを調査する。 当初の研究計画では、2023年度前半で臨床研究の準備段階を終えて研究を開始し、その後実際に患者検体の収集を開始する予定であった。しかし、臨床研究計画書の確定に時間を要し、2023年10月24日付で岡山大学病院倫理委員会の承認(研2310-003、研究課題名:肝移植手術を受ける患者におけるHistidine-Rich Glycoproteinの有効性の検討)を得て研究開始となった。研究期間は2026年3月31日まで、目標症例数は50例、主要評価項目はHRG値の変動(手術開始前、無肝期、肝臓挿入後、手術終了時および術後1、2、3日目のHRG値を測定し評価する)である。 研究開始後2023年度末までに、4症例の登録、検体採取、データ収集が行われた。プロトコル逸脱や安全性の問題など不適合は生じていない。 今後、症例集積を進めるとともに、主評価項目であるHRG値の測定を開始していく。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2023年度前半で研究プロトコルの確定を行い、研究準備を整え、2023年10月24日付で岡山大学病院倫理委員会の承認(研2310-003、研究課題名:肝移植手術を受ける患者におけるHistidine-Rich Glycoproteinの有効性の検討)を得たのちに臨床研究を開始した。 研究開始後2023年度末までに、4症例の登録、検体採取、データ収集が行われた。現時点で、プロトコル逸脱や安全性の問題など不適合は生じていない。
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Strategy for Future Research Activity |
当初の予定通りに、2025年度前半までを目安に、患者登録、検体採取を進めていく。ある程度の数の検体が集まったところで、主評価項目であるHRG値に関して、保存検体を用いたELISA法での測定を開始していく。2025年度第3四半期にはデータの確定を行い、第4四半期に統計解析、結果の考察を行っていく。並行して、学会発表や論文作成の準備を進めていく。 また、研究推進のため、移植外科担当者やその他の研究協力者、岡山大学麻酔科蘇生科の臨床研究コーディネータと適宜会議を行い、情報共有、方針の確認を行う。
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