Project/Area Number |
23K15691
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 56020:Orthopedics-related
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Research Institution | Saga University |
Principal Investigator |
平田 寛人 佐賀大学, 医学部, 助教 (90971755)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
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Keywords | DEC1 / 骨代謝 |
Outline of Research at the Start |
本申請研究では骨形成に関わる骨芽細胞や、その前駆細胞である間葉系幹細胞における DEC1 の機能を探求し、DEC1 が骨粗鬆症治療の新たな治療分子となりうるか、否かについて 明らかにすることを目的とする。具体的には(1)既に作製し、飼育中の DEC1 欠損マウスを 用いて間葉系幹細胞や骨芽細胞の骨形成における DEC1 の役割を野生型マウスの細胞と比較解析 する。また(2)卵巣摘出による骨粗鬆症モデルマウスを用いて DEC1 の機能を解析する。 さらに(3)難治性骨折モデルにおいて骨形成促進作用についても DEC1 の機能を解析する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本申請研究では骨形成に関わる骨芽細胞や、その前駆細胞である間葉系幹細胞における DEC1 の機能を探求し、DEC1 が骨粗鬆症治療の新たな治療分子となりうるか、否かについて 明らかにすることを目的とする。令和5年度~令和6年度は主に in vitro実験:DEC1遺伝子欠損マウスを用いて間葉系幹細胞や骨芽細胞の骨形成におけるDEC1の役割を野生型マウスの細胞と比較・解析する方針とした。具体的に野生型マウスとDEC1遺伝子欠損マウスの細胞を使用し、それぞれの骨形成能力に差異があるかを比較・解析する実験を行った。初代マウス骨芽細胞を用いて石灰化培養を行ったが明らかな石灰化の表現型に明らかな差は認められなかった。マウスの安定繁殖が遅れたため予定された繰り返した実験が行えておらず、再現性を確認していく方針としている。 野生型マウスを用いて骨髄由来間葉系幹細胞の採取および安定培養の確立に成功した。これらの細胞の細胞増殖能及び骨化能を詳細に評価することが可能になった。このことにより今後はDEC1遺伝子欠損マウスと野生型マウスの間葉系幹細胞を比較し、具体的な機能差異を解析することで、DEC1の骨形成における役割をさらに明らかにし、骨粗鬆症治療に対する新たな治療戦略の開発に寄与することが期待できる。マウスの飼育状況が安定したため令和6年度に当初予定していた疾患モデルマウスを用いたin vivo実験を行い、同時並行でin vitro実験を進める方針となっている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
マウスの繁殖に時間がかかり十分量のマウスを使用しての細胞実験が行えず、遅れている状況である。 現状繁殖が安定したため、モデルマウス作成・細胞実験を再開できる予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
マウスの安定繁殖が得られたため各疾患モデルマウスの作成を順次行う。 (i) 骨粗鬆症モデルマウス(ii) 難治性骨折モデルマウスを実験計画書に沿って行う方針である ついで(iii)頭蓋冠の骨欠損モデルの作成方法を確立したため膜性骨化へ与える影響を加えて検討行う。 これらのサンプルを骨形態計測・マイクロCT解析行う。 同時にin vivoにおける細胞培養を行う方針である。
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