Project/Area Number |
23K15765
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 56030:Urology-related
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Research Institution | Yamaguchi University |
Principal Investigator |
岡 真太郎 山口大学, 医学部附属病院, 助教 (60963585)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2025: ¥260,000 (Direct Cost: ¥200,000、Indirect Cost: ¥60,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2023: ¥2,730,000 (Direct Cost: ¥2,100,000、Indirect Cost: ¥630,000)
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Keywords | ライディッヒ細胞 / 加齢性性腺機能低下症 / 加齢男性性腺機能低下症 / テストステロン / トランスクリプトーム / LOH症候群 |
Outline of Research at the Start |
本研究は、トランスクリプトーム解析を用いてLOH症候群の病態に関与しうる遺伝子を同定するものである。若年者と高齢者のヒト精巣組織を用いて比較検討する。計画している研究項目は、①ラット精巣のライディッヒ細胞を初代培養し、LHシグナル伝達およびステロイド合成に関与する遺伝子を網羅的に解析する、②高週齢ラットを用いた老化モデルを作成することにより、疾患特異的な遺伝子変化を検討する、③ヒト精巣組織(若年男性、高齢男性)を用いた解析に発展させる、の3つである。これらの内分泌学的基礎研究は、LOH症候群を含めた男性性腺機能低下症の病態解明に役立つと考えられる。
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Outline of Annual Research Achievements |
研究目的:本研究は、加齢に伴うライディッヒ細胞のストレス応答機構の破綻を詳細に解析することを目的とする。具体的には、高週齢ラットおよび若年ラットのライディッヒ細胞のトランスクリプトームを比較し、加齢による生物学的および分子生物学的変化を明らかにし、加齢性性腺機能低下症の根底にある分子メカニズムの理解を深めることを目指す。 サンプル収集とデータ解析: ラットの精巣よりライディッヒ細胞を単離し、生体年齢に応じたサンプルを確保した。抽出されたRNAを利用して、次世代シーケンサーを用いたトランスクリプトームの広範囲な解析を行い、加齢に伴う遺伝子発現の変動を評価中である。取得されたシーケンスデータはバイオインフォマティクスツールを用いて解析し、加齢関連の遺伝子やシグナル伝達経路の変化を特定する。 本研究では、ヒトの精巣サンプルも同様に分析する計画であり、これによりラットで得られた知見をヒトに適用し、加齢性性腺機能低下症のメカニズムを人間においても明らかにする。このため、院内IRBに対し、倫理的な承認を得るための申請を提出中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
ラットを用いたトランスクリプトーム解析は予定通り進行している。
ヒトの精巣サンプルは精巣癌に対する精巣摘除術を施行する際に収集する。 IRBの申請が遅れており、ヒトの精巣サンプルを収集する過程に遅れがでている。
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Strategy for Future Research Activity |
ラットを用いたトランスクリプトーム解析のデータ解析が終了した段階で論文を作成する予定である。 予定通りIRBの申請が終了したのちに、ヒト精巣サンプルを収集する。十分な精巣サンプルが収集できた際に、ラットの解析と同様に次世代シーケンサーを用いたトランスクリプトーム解析を施行する。
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