Project/Area Number |
23K15817
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
|
Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 56040:Obstetrics and gynecology-related
|
Research Institution | Yokohama City University |
Principal Investigator |
小畑 聡一朗 横浜市立大学, 附属市民総合医療センター, 講師 (40769345)
|
Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
|
Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
|
Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
|
Keywords | Placenta accreta |
Outline of Research at the Start |
本研究の問いは「癒着胎盤がなぜ起こるのか」であり、目的は「癒着胎盤の病因を解明し、妊娠中の診断に特異的なバイオマーカーを発見し、その有用性を検証すること」である。本研究では、当院に集まる癒着胎盤症例から得られる胎盤をはじめとした検体を材料とし、本学の高精度プロテオーム解析能力を用いて、癒着胎盤の形成に係るタンパク質を解析することで癒着胎盤の病因解明を行う。これは同時に特異的なバイオマーカーの発見につながり、検者や医療施設の設備を問わずに実施できる癒着胎盤の生化学的診断法の確立へ繋がり、その結果、母体転帰の改善に寄与することができる。
|
Outline of Annual Research Achievements |
分娩室および手術室において、胎盤および子宮検体の検体採取を行える環境整備を行った。実際に得られた破棄される予定の正常胎盤および癒着胎盤症例において、検体のサンプリングを行い、サンプリングの部位(正常部位および病的部位)、深さ、量といったサンプリング方法およびサンプリング後の検体処理に関して検証を行った。 これらの過程で得られた検体をプロテオーム解析センターでパイロットスタディとして解析を行い、適切な検体サンプリングのプロトコールの作成を進め、以後検体保存を進めている。 さらに従来以上の癒着胎盤症例を集積するために横浜市立大学産婦人科教室の教育関連施設および同一医療圏における各分娩施設に働きかけを行った。 日本国内の各種学会への参加や文献収集にあたり、同一および類似テーマに関する知見を集積し、研究チーム内で共有し、今後の研究遂行にむけて参考とした。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
癒着胎盤症例の胎盤および子宮筋層のサンプリングに関して、プロテオーム解析を実施するにあたり適切な検体を採取するための手技、方法をプロテオーム解析センターと共有するための作業に時間を要した。
|
Strategy for Future Research Activity |
昨年度から取り組んだプロテオーム解析のための検体サンプリングのプロトコールをもとに検体採取を進め、本年度中に解析を進め、癒着胎盤の原因となり得る候補タンパク質の推定を進めていく。
|