Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
子宮体癌におけるプロゲステロン受容体(PR)の発現調節やシグナル伝達経路に関連する遺伝子変異や分子メカニズムを解明することを目的とする。子宮体癌病変の免疫染色化学染色によりPR発現と、PTENやKRAS、PIK3CA、ARID1Aの発現の相関について検討する。細胞株5種類についてPTENやPIK3CA、PIK3R1、KRASの発現や遺伝子変異の有無、さらにPRのアイソフォームのひとつであるPR-Bの発現とPGR-Bのプロモーター領域のエピジェネティックな変化を調べる。その結果からPR発現に関わると考えられる遺伝子変異を細胞株に導入し、細胞増殖能やプロゲスチン製剤に対する感受性の変化を解析する。