子宮内膜における着床機構の解明と新たな着床能評価指標の探索
Project/Area Number |
23K15827
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 56040:Obstetrics and gynecology-related
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
松尾 光徳 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (00823618)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2024: ¥2,340,000 (Direct Cost: ¥1,800,000、Indirect Cost: ¥540,000)
Fiscal Year 2023: ¥2,340,000 (Direct Cost: ¥1,800,000、Indirect Cost: ¥540,000)
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Keywords | 着床 / 着床不全 / 子宮内膜 / 子宮頸部 / 生殖補助医療 / 着床障害 / 着床能 |
Outline of Research at the Start |
体外受精胚移植において、着床障害は診断・治療法が未だ確立していない難治性疾患である。本研究は子宮頸部上皮に発現する遺伝子解析による子宮の着床能の新規診断法の開発を目的とする。 野生型/着床障害マウスモデルの着床期子宮を用いて、着床の成否依存的に変化する子宮頸部細胞のマーカー遺伝子を選出する。さらにヒト着床期の子宮頸部細胞を用いて、着床期ヒト子宮頸部細胞に発現する着床の成否依存的に変化する遺伝子を選出する。 本研究によって、基礎医学の側面では子宮頸部と子宮体部(内膜)の遺伝子発現の同期性を明らかにでき、臨床医学の側面では胚移植施行を妨げない非侵襲的な着床能の新規診断法の開発に繋がる。
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Outline of Annual Research Achievements |
体外受精胚移植において、着床障害は診断・治療法が未だ確立していない難治性疾患である。本研究は子宮頸部上皮に発現する遺伝子解析によ る子宮の着床能の新規診断法の開発を目的とする。 野生型/着床障害マウスモデルの着床期子宮を用いて、着床の成否依存的に変化する子宮頸部細胞のマーカー遺伝子を選出する。さらにヒト着床期の子宮頸部細胞を用いて、着床期ヒト子宮頸部細胞に発現する着床の成否依存的に変化する遺伝子を選出する。 まず、着床期子宮内膜に必須な因子である子宮内膜・子宮頸部のLIF に焦点を当てて研究を行ったところ、マウスとヒト双方において、着床期の子宮頸部上皮におけるLIFの高発現が確認された。また、子宮内膜上皮のLIF発現が、子宮頸部上皮のLIF発現と強く相関していた。子宮頸部細胞に発現するLIF発現解析により子宮の着床能の開発が可能となると考えられた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
順調に成果が得られている。 研究成果に関しては、学術誌での発表・専門学会での学会発表を行った。
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Strategy for Future Research Activity |
研究計画のとおりに研究を進める。
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Report
(1 results)
Research Products
(3 results)