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子宮内膜症既往妊娠における早産増加メカニズムの検討

Research Project

Project/Area Number 23K15836
Research Category

Grant-in-Aid for Early-Career Scientists

Allocation TypeMulti-year Fund
Review Section Basic Section 56040:Obstetrics and gynecology-related
Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

山下 紗弥  大阪大学, 大学院医学系研究科, 招へい教員 (40880993)

Project Period (FY) 2023-04-01 – 2025-03-31
Project Status Granted (Fiscal Year 2023)
Budget Amount *help
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2024: ¥3,250,000 (Direct Cost: ¥2,500,000、Indirect Cost: ¥750,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Keywords子宮内膜症 / 炎症反応 / CD81 / 早産
Outline of Research at the Start

子宮内膜症合併妊娠で早産が増加するメカニズムは明らかになっていない。申請者の行なった先行研究にて子宮内膜症症例の正所性子宮内膜においてCD81が高発現であることが判明している。CD81は関節リウマチや炎症性腸疾患において炎症病態に関与していることが報告されているが、早産もその病態に炎症が関連していることから、子宮内膜症既往妊娠における早産の原因の一つにCD81高発現に伴う局所炎症反応が関与しているのではないかと考えた。本研究ではヒト臨床検体とマウスモデルを用いて子宮内膜症既往妊娠における早産におけるCD81の関与について検討する。

Outline of Annual Research Achievements

本研究では申請者の行った先行実験において子宮内膜症症例の子宮内膜にCD81が高発現であったことに着目し、子宮内膜症既往妊娠における早産の増加の原因の一つにCD81高発現に伴う局所炎症反応が関与しているとの仮説のもと検討を行なっている。
先行実験にて子宮内膜症症例の正所性子宮内膜間質細胞の膜蛋白においてCD81が高発現であることをiTRAQ法にて確認していた。ただし症例数が限られた検討であったため、子宮内膜間質細胞の初代培養細胞から抽出した膜タンパクを用いてCD81の発現をWestern blot 法にて確認した。子宮内膜症非罹患症例10症例、子宮内膜症罹患症例10症例を検討したが、必ずしも子宮内膜症症例においてCD81が高発現となっているとは言えなかった。 次に当院に保存されている内膜症症例・非内膜症症例の子宮のパラフィン包埋検体各6検体を用いて CD81 の発現を免疫組織染色にて確認した。免疫染色では内膜症症例・非内膜症症例ともに子宮内膜間質細胞においてCD81の高発現がみとめられる検体が存在した。一方で子宮内膜上皮細胞においては子宮内膜症症例の一部のみでCD81が高発現であった。よって先行実験でおこなったiTRAQ法の検体に子宮内膜上皮細胞の混入があった可能性を検討し、子宮内膜症症例の正所性子宮内膜から子宮内膜上皮細胞を初代培養して、CD81の発現をWestern blot法にて検討する方針としたがホルモン療法未暴露の子宮内膜症症例で手術時に子宮も同時に摘出する症例はほとんどなく、検体の確保に難渋している。現在、手術症例の子宮内膜のみでなく、子宮内膜生検の際の残余検体からの初代培養に取り組んでいる。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

先行実験の結果の再現性が得られず、原因を究明中であるため。

Strategy for Future Research Activity

非子宮内膜症症例に比較して子宮内膜症症例において、子宮内膜におけるCD81の高発現が間質細胞に生じているのか、上皮細胞に生じているのかを再度検討する。
また本年度に行った免疫染色は非内膜症症例、内膜症症例各6検体であり検体数を増やして再度検討する。

Report

(1 results)
  • 2023 Research-status Report

URL: 

Published: 2023-04-13   Modified: 2024-12-25  

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