Project/Area Number |
23K15861
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 56050:Otorhinolaryngology-related
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
水野 佳世子 京都大学, 医学研究科, 特定助教 (70907823)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥3,900,000 (Direct Cost: ¥3,000,000、Indirect Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
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Keywords | 甲状腺癌 / 多標的キナーゼ阻害薬 / リアルワールドデータ |
Outline of Research at the Start |
進行した甲状腺癌で、手術や放射線治療(放射性ヨウ素内用療法)の効果が乏しい場合に、多標的キナーゼ阻害薬(MKI)による治療が選択されるようになってきた。MKIは、腫瘍を縮小させる効果がある一方、高血圧、下痢、蛋白尿、手足の痛みやしびれ、腫れなどの様々な副作用を生じやすいという問題点があり、副作用を生じるとMKIの減量や中止が必要となる。一方で、MKIの効果を引き出すためには長期継続投与が重要であり、休薬期間が短いほど良い効果が得られる。本研究では、本邦での甲状腺癌に対するMKI治療の実態、治療開始後の経過、予後について大規模医療データベースを用いて明らかにし、MKI治療への理解の向上を目指す。
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Outline of Annual Research Achievements |
日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会、日本薬剤疫学会、日本臨床疫学会、日本疫学会の学会学術総会に参加したり、統計手法に関する書籍を購入したりして、本研究に関連する最新の臨床治験や疫学的手法などを学んだ。また、パソコンやソフトなどを購入し、本研究で行うデータハンドリングやデータ解析を実施する環境を整えた。 「甲状腺癌に対する多標的キナーゼ阻害薬による治療実態と予後に関する臨床疫学研究」について、京都大学の倫理委員会への申請を行い、承認された。倫理委員会での承認後、データセットをデータ提供元に依頼し、DPC・レセプトデータベースより、2024年3月に対象患者のデータセットを取得した。データハンドリングを開始し、解析準備を進めている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初の計画では、令和5年度に倫理申請とデータセットの取得を行う予定であり、現段階では、研究の進捗は予定通りであると考えられる。
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Strategy for Future Research Activity |
令和6年度は、データハンドリング、解析を進めていき、年度末ごろには論文の執筆にとりかかる予定である。
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