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放射線照射後声帯の網羅的解析

Research Project

Project/Area Number 23K15887
Research Category

Grant-in-Aid for Early-Career Scientists

Allocation TypeMulti-year Fund
Review Section Basic Section 56050:Otorhinolaryngology-related
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

河合 良隆  京都大学, 医学研究科, 助教 (50862223)

Project Period (FY) 2023-04-01 – 2026-03-31
Project Status Granted (Fiscal Year 2023)
Budget Amount *help
¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Keywords放射線治療 / 喉頭 / 晩発障害
Outline of Research at the Start

本邦の喉頭癌の年間発症者数は年々増加しているが、喉頭癌治療で頻用される放射線照射によって生じる声帯の瘢痕化は音声を悪化させ、治療後の生活を不自由にする。放射線治療による瘢痕化は物理損傷によるものと異なり、成熟までにより長期の時間を要するほか物理損傷後の瘢痕化で通常増加するTGF-beta1という遺伝子発現がむしろ減少するなど、特徴的な発症様式を有することが申請者らの既報で示された。本研究では放射線照射後瘢痕に対して有望な予防法は存在するのか解明することをこころみる。

Outline of Annual Research Achievements

放射線による声門癌の治療には組織瘢痕化が合併症として生じるが、その経過と機序は物理損傷による瘢痕化とは異なるということがわかっている。本研究の先行実験にてマウスの喉頭に放射線を照射した後、経時的に声帯のコラーゲン産生減少が維持されているにも関わらずコラーゲンの総量は徐々に増加していくという矛盾が生じている。更に一般的に瘢痕化の上流遺伝子として
本研究では瘢痕化の基本となるコラーゲンの蓄積メカニズムの解明のためにマウスの放射線照射後声帯から組織採取を行いRNA seqを行っている。採取された組織内に含まれるRNA品質は良好で、データが採取できた。
現時点上記のコラーゲン産生低下はRNA seqでも確認できたが、コラーゲン貯留の原因となりそうな変化については、想定していた伝達経路が一貫した産生変化を示さない、すなわち上流遺伝子の発現と下流遺伝子の発現が既報通りの動態を示さないなどの理由で現時点明確な因果関係は示せるに至らない。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

概要に記載の通りRNA seqでコラーゲン産生低下は確認できたが、コラーゲン貯留の原因となりそうな変化については、想定していた伝達経路が一貫した産生変化を示さない、すなわち上流遺伝子の発現と下流遺伝子の発現が既報通りの動態を示さないなどの理由で現時点明確な因果関係は示せるに至らない。

Strategy for Future Research Activity

直接コラーゲンの貯留に関する遺伝子動態を見るだけでなく、更に上流にある喉頭の細胞の分布などについても評価できれば瘢痕化のメカニズムが解明できるか可能性があるため、例えば免疫細胞の表現型分布などについても評価を行っていきたい。

Report

(1 results)
  • 2023 Research-status Report

URL: 

Published: 2023-04-13   Modified: 2024-12-25  

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