Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
本研究では、I.発癌過程におけるウイルスゲノム量推移の評価 Ⅱ.培養細胞を用いたEGFR下流パスウェイの活性化状態評価 Ⅲ.ヒト組織での活性化シグナル経路の検証と株化細胞での治療標的の探索の3段階で行う。ⅠではRNA-ISHを用いて、HPV16-E5, E6の局在を視覚的に確認し、非癌部、上皮内癌、浸潤癌のどの段階で高発現がみられるかを確認する。ⅡではHPV感染扁平上皮癌細胞株とHPV陰性扁平上皮癌細胞株を用いてE6過剰発現系を作成し、リン酸化アレイにて活性化シグナル伝達を特定、網羅的遺伝子発現解析も行う。Ⅲではヒト組織を用いたFFPE検体からリン酸化状態を免疫染色・定量PCRを評価する。