Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
難治性角結膜上皮障害は、移植片対宿主病、Stevens-Johnson症候群、シェーグレン症候群、角膜移植や重症ドライアイ等により生じ、疼痛・感染性角膜炎・角膜穿孔・瘢痕化等による視機能の低下を引き起こす。そして、既存の点眼治療では奏効しない難治性角結膜上皮障害は20万例以上存在するため、新たなアプローチによる点眼薬の開発が必要である。そこで、本研究では生理活性物質を多く含む脂肪組織由来の間葉系幹細胞由来順化培養液に着目し、難治性角結膜上皮障害の治癒促進効果の解明およびその分子メカニズムを特定する。