Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
病的近視は、近視性黄斑部新生血管、網膜分離症、近視性黄斑症、近視性視神経症/緑内障を併発し、日本では視力障害の主要な原因となっている。しかし病的近視に至るメカニズムやその治療法は未だ未知であった。申請者は今まで脂質代謝改善薬が種々の網膜症に対して治療効果があることを報告してきた。さらに我々の施設では新たな病的近視モデルマウスを作製したことを報告したが、このモデルを用いてその脂質代謝がどのように病的近視の進行に影響するかを明らかにする。この研究によって、病的近視のメカニズムの解明と新規治療薬の可能性を探索することを目的とする。