Project/Area Number |
23K15951
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 56070:Plastic and reconstructive surgery-related
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Research Institution | Sapporo Medical University |
Principal Investigator |
北 愛里紗 札幌医科大学, 医学部, 助教 (20642185)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
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Keywords | 糖尿病性潰瘍 / 細胞老化 / SASP / 脂肪 / 難治性潰瘍 |
Outline of Research at the Start |
糖尿病性潰瘍は難治性であり、病態に基づいた革新的な治療法の開発が国際的に望まれている。糖尿病性潰瘍の難治化の原因は潰瘍部の皮下脂肪で起こる細胞老化の異常性によるものであり、この細胞老化システムの正常化によって糖尿病性潰瘍を治癒できる可能性がある。本研究では、申請者が導き出した病態仮説に基づき、局所的治療薬として皮下脂肪の異常な老化細胞を取り除く、老化細胞除去薬(セノリティクス薬)を同定する。また、再発防止のために全身の皮下脂肪における細胞老化を正常化するヘルパー老化細胞誘導薬を同定する。脂肪の細胞老化を利用した組織再生という全く新たな戦略であり、幅広く応用可能な知見が得られると考えている。
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Outline of Annual Research Achievements |
糖尿病性潰瘍で起こっている、異常な細胞老化システムを正常化し、根治的に糖尿病性潰瘍を治癒させる方法を開発することが本研究の目的である。 令和5年度は、糖尿病性潰瘍で蓄積する老化細胞と、正常の創傷治癒過程で発現する老化細胞を、SPiDER-β-Gal標識を用いて単離し、FDA承認薬の中から糖尿病性潰瘍由来の老化細胞特異的に細胞死を誘導する薬剤を同定する予定であった。 ヒト由来試料の収集に想定より時間を要しているが、概ね収集が終わった段階で、今後上記解析に進む予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
ヒト由来試料の収集に想定より時間を要したため
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Strategy for Future Research Activity |
令和5年度には皮膚創傷治癒と細胞老化との関連性についてのレビューを行い、研究の方向性および解析手法の妥当性を再確認した。ヒト由来試料の収集スピードを早めるため、研究協力施設を選定中である。
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