Project/Area Number |
23K16063
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 57050:Prosthodontics-related
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
兒玉 匠平 新潟大学, 医歯学総合病院, 助教 (80882993)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2023: ¥2,860,000 (Direct Cost: ¥2,200,000、Indirect Cost: ¥660,000)
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Keywords | 咀嚼 / 舌運動 / 舌圧 |
Outline of Research at the Start |
咀嚼時の舌の動きは直接観察することができないため、舌運動を評価する試みとしてX線透視装置や超音波診断装置を用いた研究が行われてきた.しかしながら咀嚼時の舌運動は複雑かつ俊敏な動作であるため、詳細な舌運動は明らかになっていない.食品のテクスチャーが顎運動に影響を与えることが報告されているものの、舌運動についての報告はほとんどない。咀嚼時の舌運動の機能を見るためには様々なテクスチャーに応じた顎・舌運動の変調を調べる必要がある.そこで本研究課題の目的は、様々なテクスチャーの食品における咀嚼時顎・舌運動と舌圧とを同時計測し、異なる物性に応じて舌運動が変調する様子を明らかにすることである.
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Outline of Annual Research Achievements |
咀嚼時の舌の動きは直接観察することができないため、舌運動を評価する試みとしてX線透視装置や超音波診断装置を用いた研究が行われてきた.しかしながら咀嚼時の舌運動は複雑かつ俊敏な動作であるため、詳細な舌運動は明らかになっていない.食品のテクスチャーが顎運動に影響を与えることが報告されているものの、舌運動についての報告はほとんどない。咀嚼時の舌運動の機能を見るためには様々なテクスチャーに応じた顎・舌運動の変調を調べる必要がある.そこで本研究課題の目的は、様々なテクスチャーの食品における咀嚼時顎・舌運動と舌圧とを同時計測し、異なる物性に応じて舌運動が変調する様子を明らかにする. 咀嚼中には、食塊の咬断と混和および咽頭への搬送の機能がはたらく.健常成人を対象とし、異なるテクスチャーの食品の咀嚼時顎・舌運動および舌圧の同時計測を行う.そこで、食品物性のうち「硬さ」と「付着性」に着目し、被験食品には、硬さ・付着性の異なる複数の食品を用いる。咀嚼から嚥下に至る一連の顎・舌運動軌跡と舌圧発現様相を解析することで、舌のどの部分が運動し、舌圧を発現させているのかを明らかにする.そこで,被験食品には,硬くて付着性の高い食品:ソフトキャンディ、硬くて付着性の低い食品:ハードグミ、柔らかくて付着性の低い食品:こんにゃくゼリー、柔らかくて付着性の高い食品:切り餅を用いる. あと数人被検者を増やし,令和6年度の学会で報告する予定である.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
令和5年度は予定通り5名の被検者を確保し、基本となる咀嚼時舌運動データを記録した.撮影中、食品の種類によってはセンサが舌背から脱離することが頻回に生じ、装置の改良を行っている.ソフトキャンディなどはその付着性からセンサが脱離する可能性が高いと思われあらかじめ対策が必要と考える.
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Strategy for Future Research Activity |
今回は周期的な運動を見るためにガム咀嚼時の運動解析を行った.実施計画にも記載している通り咬断・混和され嚥下に至る食品としてグミゼリーを用いた計測も行っているが,予定しているソフトキャンディ・こんにゃくゼリーなどの食品の詳細な解析がまだ途中であるため,今後明らかにしていきたい.
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Report
(1 results)
Research Products
(4 results)