Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
脳卒中や虚血性心疾患に代表される動脈硬化性疾患は,発症後日常生活動作および生活の質の低下を招き,現在日本では要介護になる原因として,認知症に次ぐ高い割合を示している.したがって,動脈硬化性疾患の予防は,生活の質を維持し,我が国の介護費を削減するために,喫緊かつ重要な課題となっている.そこで,本研究では,70歳の地域在住高齢者を対象とし,循環器疾患の専門家と共同して行う12年間の追跡調査により,口腔機能が動脈硬化に及ぼす影響について,これまでにない大規模なサンプルサイズを用いた縦断解析により明らかにすることを目的とする.