Project/Area Number |
23K16095
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 57050:Prosthodontics-related
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Research Institution | Tokyo Dental College |
Principal Investigator |
染屋 智子 東京歯科大学, 歯学部, 講師 (60801470)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2023: ¥2,990,000 (Direct Cost: ¥2,300,000、Indirect Cost: ¥690,000)
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Keywords | ポリエーテルエーテルケトン / サンドブラスト処理 / プライマー処理 / コンポジットレジン / ポスト / コア / CAD/CAM |
Outline of Research at the Start |
CAD/CAM用材料を用いて歯科用ポストを製作し、根管での維持力・最終補綴後の疲労強度を調査し、従来のヒトが製作していたポスト・コア(ファイバー強化型コンポジットレジンポスト、金属ポスト)と比較検討する。本研究で得られた基礎的知見を基にCAD/CAMによる新しいポスト・コア製作法構築の実現を目指す。
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Outline of Annual Research Achievements |
現在、支台築造体用ポスト材料としてはファイバー強化型コンポジットレジンポスト(FRCポスト)が用いられることが多い。しかしFRCポストはレジンとセラミックス繊維から構成される複合材料であり、材料間での界面破壊やヒューマンエラーの発生が危惧される。そこでCAD/CAM技術の支台築造への応用とポスト用材料の選択肢増加を目指し、基礎的知見の収集を目的とした。 CAD/CAM法により加工したPEEKポストと支台築造体用コンポジットレジンとの維持力を引き抜き試験により調査し、従来のFRCポストと比較した。またアルミナサンドブラスト処理やプライマー処理などのPEEKに対する前処理が支台築造用コンポジットレジンとの維持力に与える影響や、前処理後のPEEKポストの表面性状についても調査を行った。 PEEKポストに対するサンドブラスト処理はPEEKポストと支台築造用コンポジットレジンとの維持力を向上させることが明らかとなった。過去の研究よりMMAがPEEKとレジン成分との接着力向上に寄与することが報告されており、本研究ではMMA含有プライマーを用いた。結果、PEEKポストと支台築造用コンポジットレジンの維持力はMMA含有プライマーの種類によって異なることが明らかとなった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
PEEKポストと支台築造用コンポジットレジンとの維持力について研究実行、分析、学会での成果発表を行なった。
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Strategy for Future Research Activity |
PEEKに対するプライマー処理についてさらに種類を増やし検討を行う。 またPEEK以外のCAD/CAM用材料でポストを製作し、支台築造用コンポジットレジンとの維持力を調査することで、CAD/CAM技術の歯科用ポストへの応用について考察する。
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