細胞死を介した薬剤関連顎骨壊死の病態と発症機序の解明と新規治療戦略
Project/Area Number |
23K16130
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 57060:Surgical dentistry-related
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Research Institution | Jichi Medical University |
Principal Investigator |
相澤 恵美 自治医科大学, 医学部, 助教 (80877621)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
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Keywords | パイロトーシス / 顎骨壊死 |
Outline of Research at the Start |
BP製剤の投与中に抜歯などの外科処置を契機に発症する顎骨壊死は、現在でも統一された有効な治療法がないため治療に難渋することが多い。これまで、BP製剤により誘導される破骨細胞におけるアポトーシスがその病態に関与することが示されているが、歯周病などの慢性炎症を原因として自然発症する場合もあること、慢性炎症性疾患である糖尿病なども顎骨壊死のリスク因子となるから炎症の関与も示唆されている。本研究ではNLRP3インフラマソームとパイロトーシスを中心に顎骨壊死の発症機序の解明およびその病態における役割を明らかにすることを目的に研究を行い、新たな治療戦略の確立を目指す。
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Outline of Annual Research Achievements |
近年、マウスにBP製剤を投与後、抜歯を行うことにより顎骨壊死を誘導する動物モデルがいくつか確立されている。しかし臨床的には顎骨壊死が自然発症する場合もあることから、抜歯による顎骨壊死誘導動物モデルを用いた研究だけでは解明しきれない機序が存在することが推測される。BP製剤が破骨細胞にアポトーシスを誘導するとの報告はあるが、破骨細胞や顎骨壊死とパイロトーシスとの関連はこれまで報告されておらず、自然発症する顎骨壊死の発症要因についても不明である。 本研究ではパイロトーシスにより誘発される炎症と顎骨壊死に着目し、まずはin vitroでの実験を中心にBP製剤により惹起される細胞死について評価を行った。BP製剤によるパイロトーシスは確認できたものの、その惹起経路の解明に時間を要している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
in vitroでの実験はおおむね順調に進行しているが、ヒト検体の症例数が集まらず予定より大幅に遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
今後はヒト検体の症例数を集めること、またさらにin vitroでの実験を進める予定である。
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Report
(1 results)
Research Products
(1 results)