Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
口内炎は最も一般的な口腔粘膜の炎症性疾患であるが、発症機序は不明である。我々はこれまでに構築した口内炎開始期モデルハムスターを用い、成分 X を頬粘膜に予防的に処理することで口内炎の発症が軽減されることを見出した。さらに、頬粘膜口内炎組織の網羅的遺伝子発現解析の結果、成分 X の予防的処理により遺伝子 A および遺伝子 B の発現上昇が抑制されることを発見した。本研究では、網羅的遺伝子発現解析から導かれた2つの候補遺伝子を足がかりに、新たな口内炎発症機序を解き明かすことを目的とし、エレクトロポレーション法による両候補遺伝子の生体局所でのノックダウン、ノックイン等の影響を解析する。