Project/Area Number |
23K16218
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
|
Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 57080:Social dentistry-related
|
Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
星野 剛志 新潟大学, 医歯学系, 助教 (20962830)
|
Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
|
Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
|
Budget Amount *help |
¥2,210,000 (Direct Cost: ¥1,700,000、Indirect Cost: ¥510,000)
Fiscal Year 2025: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2024: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
|
Keywords | 口腔衛生指導 / 高齢者 / モバイル端末 / テキストメッセージ / ランダム化比較試験 |
Outline of Research at the Start |
COVID-19の世界的な大流行が発生して以降、歯科医療分野においてもデジタル技術の導入に対する注目が集まっている。他研究者らによる先行研究では、従来の対面による口腔衛生指導(OHI)にモバイル端末のテキストメッセージ(TM)を組み合わせることで、若年患者の口腔清掃状態の改善に促進的な作用がもたらされることが報告されている。しかしながら、高齢者を対象としてTMの有効性を検証した研究はない。そこで本研究は、モバイル端末のTMを活用したOHIが高齢患者の口腔清掃状態の改善に有効かどうかを明らかにする。
|
Outline of Annual Research Achievements |
2019年末にCOVID-19の世界的な大流行が発生して以降、医療分野において対面接触を必要としないデジタル技術の導入が進んでいる。これに伴い、歯科領域においても、モバイルテクノロジーを活用した口腔保健の推進に注目が集まってきている。他研究者らによる先行研究では、従来の口腔衛生指導(OHI)にモバイル端末のテキストメッセージ(TM)を組み合わせることで、患者の口腔衛生状態の改善に促進的な作用がもたらされることが報告されている。しかしながら、これらの研究のほとんどが歯科矯正患者(若年層)を対象とした研究であり、成人、特に高齢者を対象としてTMの有効性を検証した研究はない。超高齢社会を迎えた我が国において、高齢者の口腔保健推進の重要性は増してきており、また、近年は高齢者の多くがモバイル端末を保有していることから、モバイル端末のTMを高齢者の口腔保健推進に活用できないかと考えた。そこで、本研究ではモバイル端末のTMを活用したOHIが高齢患者の口腔衛生状態の改善に有効かどうかを明らかにすることで、高齢者の口腔保健推進に貢献するための新たなOHI手法としてのエビデンスを構築することを目的とした。 上記目的を果たすため、本研究では新潟大学予防歯科外来に通院している65歳以上の高齢患者を対象とし、従来のメインテナンスを行った場合と、追加でモバイル端末のTMを活用したOHIを行った場合とで、口腔衛生状態にどのような違いが生じるかをランダム化比較試験にて検証する。まずパイロット調査(20名)を行い、その結果からサンプルサイズの算出とTMの内容の検証を行った後、メイン調査(約100名見込み)を行う。 本年度は、モバイル端末を活用した口腔保健推進に関する先行研究についてさらなる文献収集を行うとともに、研究計画に関する打ち合わせを適宜行い、次年度からの研究実施に向けた準備を行った。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新型コロナウイルスの影響により、本研究代表者が行っている他の研究計画の見直しが必要であり、想定していたよりもその研究へエフォートを割く必要が生じたため。
|
Strategy for Future Research Activity |
他の研究協力者との打ち合わせを継続し、具体的な研究内容に関するさらなる検討を行った後、倫理審査申請・承認を経て、対象者の募集およびデータ収集を行っていく。
|